栗菓子・信州里の菓工房 | 南信州伊那谷の大切な素材、人、文化をご紹介します

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いなだにのいいじまん

堀内煙火店さん

飯島の花火師さんを訪ねました
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夏のシーズンを迎えると、たくさんの種類と色とりどりの花火が夜空を彩り、見るものを楽しませてくれます。 花火といえばここ伊那谷では、夏の終わりから秋にかけて最盛となる奉納花火があります。厄除けの祈願や豊作を祝う祭事として各地の神社で催される奉納花火は、元々、東三河地方の有名な手筒花火の流れを汲む、「大三国」という独特な噴出煙火が特徴です。神社の境内に組まれた櫓の大筒から噴出する火の粉は、神様が宿るといわれ、その火の粉を被ることで、厄を払い、悪疫退散を願うというものです。他にも打ち上げや文字仕掛けも交えながら行われる花火一色のお祭りです。古くから地域に受け継がれているこの花火文化のおかげで長野県には煙火業者さんが数多くあり、技術もトップレベルの事業所ばかりといわれています。
『信州 里の菓工房』では、夏にふさわしいお菓子を皆様にお届けしようと「花火」をテーマにすることを考案しました。まずは、花火のことを知るために、ここ飯島で創業110年をこえる花火製造の老舗『堀内煙火店』さんを訪ね、花火について色々教えていただきました。
お話を伺ったのは、現在で4代目となる那須野 大(なすの まさる)さん。伝統的な製法をしっかりと守りながらも音楽に合わせた芸術性の高いスターマインを手がけるなど、新しい風を取り込む事も忘れない生粋の花火師さんです。
『扱っているものが火薬ですからね。安全を最優先させながら新しいものにも挑戦しています。花火の色や形を決める火薬の配合は、各事業所ごとに伝わる秘伝ですが、最近は、新しい形や色も要求されるため、常に研究が必要です。』と大さん。


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現場では、花火の円を形作る重要な役割を担った「星」作りや仕込みの風景を拝見しました。その工程のほとんどが手作業で、ミリ単位のずれが花火の仕上がりを大きく左右する「星」の並べ方など繊細で高度な技術が要求されるのは、まさに職人技です。花火玉の大きさは、3号から大きいものになると20号や30号もあります。全工程を一通り覚えるのに10年はかかるといわれるほど厳しい修行ですが、華やかな花火の世界にあこがれる若者から毎年、問い合わせがあるそうです。
『5Kといわれる職種ですが本当にありがたいことです。』
「堀内煙火店」さんでは花火作りだけでなく、打ち上げもご自身で行います。夏場は100人近い打ち上げ専門の方々の手が加わりますが、安全に打ち上げられるのは、優れたメンバーと抜群のチームワークならではといいます。
『何よりも安全に打ち上げ終わるのが一番大切なことです。』
制作から打ち上げ作業とすべてを手がけ、大空に打ち上る花火の一瞬の華やかさにかける花火師たちの思い。伝統を守り、芸術として継承し、支えていく姿は、私たちお菓子職人にとってもたいへん参考になるお話でした。
『信州 里の果工房』では夏のお菓子に花火作りの思いを重ね、花火をイメージしたお菓子をご用意致しました。ちょっと珍しい遊び心満載の花火玉を使った「飯島煙菓」など贈り物にいかがですか。


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有限会社 伊那火工 掘内煙火店
本社 長野県上伊那郡飯島町田切681
TEL.0265-86-4780 FAX.0265-86-5580
URL http://www.hanabi-inakako.com/

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