栗菓子・信州里の菓工房 | 南信州伊那谷の大切な素材、人、文化をご紹介します

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いなだにのいいじまん

信州・飯島町

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ふたつのアルプスが
見えるまち


東に南アルプス、西に中央アルプス--。ふたつのアルプスを眺めることができる信州・飯島町。山国の信州でも、ふたつのアルプスの雄姿を見ることができるスポットはそう多くありません。
春は芽吹き、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色...。四季折々にわたしたちの目を楽しませ、心を和ませてくれる、この場所ならではの情景は、まさに飯島の"いいじまん"。

iijiman_no8_2.jpgなかでも冬は、雪をいただいた山々が、一日を通してさまざまに表情を変えます。真っ青に澄んだ冬空にくっきりと描く白い稜線の清々しさ。積もった雪に太陽の光が反射してまぶしいほどに輝く斜面。夕方には雪をいただいた塩見岳や赤石岳が夕日に赤く染まり、凛々しい姿を目の当たりにします。そして夜になると、真っ暗な空に雪をいただいた空木岳や南駒ヶ岳がうっすらと浮かび上がり、幻想的な光景が広がります。
「山国に育ったものでも、冬の山はあまりの美しさにはっとする時があるね」と、話してくれたのは地元の農産物でつくる"おふくろの味"が人気の「ふるさとの味いいじま」代表・宮下たみ子さん。家の仕事、グループの活動と多忙な日々の中でも、視線の先にある山の景色を眺め、雄大さを感じているそう。
「山の景色の素晴らしさはもちろんだけど、冬の寒さがないとできないものっていくつもあるよね。干し柿や芋干しは空っ風が吹かんと作れんし、切り干し大根も凍みがこなければいいものはできん。野沢菜だって霜が降りてから収穫せんと葉がやわらかくならんし、味も出てこん。ましてや暖かければどんなに塩をしても漬け物はおいしくならんもの」。宮下さんはじめ、グループのみなさんが手間をかけ、工夫を凝らして作る五平もちやおやきだからこそ、飯島を訪れる人たちの心を癒してくれる味なのでしょう。
こうしてお話を伺っていると冬の寒さが届けてくれる産物は、まだ遠い春を待つ信州だからこその贈り物のようにも感じられます。
信州里の菓工房を訪ねてくださる多くのお客さまが「ここからの眺めは素晴らしい」と言ってくださいます。この土地に住み慣れたわたしたちにとって当たり前の存在になっているものが、"特別な存在"であることを気付かせていただく瞬間です。
そこで"特別な存在"であり、胸を張って誇れる"いいじまん"でもある、ふたつのアルプスの冬景色を、地元の素材を用いながら、オリジナルの発想でお菓子に仕立てました。ご家族や友人とこたつにあたりながら、あたたかい飲み物と一緒に召し上がっていただきたい、大切なお菓子ばかりです。今年の冬をおいしく、楽しく過ごしてください。

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ふるさとの味いいじま
飯島町の元気なお母さんたち16名が、地元の農産物で作る五平もち、おやきなどが人気。国道153号沿いの2店舗、広域農道沿い「道の駅花の里いいじま」の店舗には、連日多くの方が訪れます。
(右)飯島産の米を使い、毎年5月に全員で早朝から収獲する山椒がきいた、秘伝のくるみ味噌が評判の五平もち「天領五平」。

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