栗菓子をつくる信州里の菓工房が、信州伊那栗の畑を訪ねました

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栗畑日誌

栗畑日誌⑥

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飯島町 片桐さんの栗畑を訪ねました。


栗の収穫が始まりました。

中央、南の2つのアルプスを望む栗畑。栗のイガが大きく成長し、収穫が楽しみな季節になりました。
「この畑は前の所有者から引き継いで2年目。今年は収穫量を増やそうと木の仕立てを工夫したり、春に接ぎ木をしたりと、木と話をしながら育てています」と話す片桐明さん、美保子さんご夫妻。
2年前まで町内にある別の畑で栗の栽培をしていましたが、収穫時期に起こる鳥獣被害に頭を悩ませていました。「かつて梅畑だったところに、栗ならイガが痛くて鳥獣の被害もなかろうと栽培を始めたものの、サルが木に登って枝を折り、実を食べてしまいほぼ全滅。思うように収穫ができず、結局この畑を諦めて泣く泣く木を切りました」と、明さんは悔しい想いを噛みしめます。当時を振り返る明さんの隣で美保子さんが、「でもね、ここはとっても景色がよくて作業をしていて気持ちがいいわよ」と、にこやかに話します。
手入れの行き届いた畑を見れば、お二人の愛情がどれだけ注がれているかがよく分かります。「農業は愛情を注いだ分、その成果がカタチになって表れます。収穫の喜びはなにものにも代えがたい」と、片桐さんご夫妻。やっとお二人の想いが実ります。

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飯島町飯島山久
片桐  明さん  美保子さん

「農業は五感を味わえる仕事。緑を見て、太陽の光を浴び、風を受け、カラダでフルに感じて仕事ができることが喜びです。そして収穫した栗が私たちのすぐ近くでお菓子となり多くの人に届けられていることは、励みでもあり、品質の良いものを作るという責任でもあると思っています」
今春100本の接ぎ木をして、成功したのはわずか3本。「栗は難しいと聞いていたけど、ここまでとは...。反省点を生かして来年もう一度チャレンジします」と、力が入る片桐明さん。

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