いなだにのいいじまん

一覧へ戻る

お家で食べる箪笥菓子イメージ

お家で食べる箪笥菓子

南信州は「半生菓子」と呼ばれるお菓子が昔から作られている地域です。半生菓子は含まれる水分が生菓子に比べて少ないため日持ちがよいのが特徴で、いろいろな素材の持つ風味をいかし、日本の風土の中で培われてきました。
では、この日持ちのする半生菓子と切っても切れないものは何でしょうか--。それは「茶箪笥」です。かつてはたいていの家にありましたが、今では見かけることも少なくなりました。ふだんのお茶うけ用に、子どもたちのおやつに、来客用に、と常に日持ちのするものが菓子鉢に入れられ、茶箪笥の戸を開けるのが楽しみだったという記憶をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
一方、今も昔も変わらないのは春から秋の農繁期、作業の合間に茶箪笥の菓子鉢から持ってきたお菓子とお茶、そして漬物を広げて一服する、という農村ならではの長閑な風景です。

さらに、"信州人は三度の飯よりお茶が好き"といわれるほど、お茶の時間が大好きで大切にします。そのお茶の時間に欠かせないのが「お菓子」なのです。
お客さまから「日持ちのするお菓子は?」と尋ねられることがあります。理由を伺えば、お遣い物にされるのはもちろんですが、いつ来客があっても大丈夫なようにお菓子を常備したいから、とのご返事。そこでこの春は、茶箪笥の菓子鉢に入れていただけるよう、日持ちのする焼饅頭を商品に加え、これら焼き菓子を『箪笥菓子』と名付けました。ふだんのお茶うけはもちろん、ご進物用・ご贈答用の詰め合わせのご用意も致します。
皆さまの大切な"お茶の時間の友"として、箪笥菓子をご愛顧ください。

そのほかの記事を読む